INTERVIEWライブ配信の魅力に取り憑かれた現役東大生“いとまり”が語るSHOWROOMの魅力とは

ライブ配信の魅力に取り憑かれた現役東大生“いとまり”が語るSHOWROOMの魅力とは
2018.05.24

SHOWROOMで目覚ましい活躍を見せた演者たちのインタビュー連載。
今回お話を聞いたのは、現役東大生の伊藤真莉さんこと“いとまり”さん。

SHOWROOMで目覚ましい活躍を見せた演者たちのインタビュー連載。
今回お話を聞いたのは、現役東大生の伊藤真莉さんこと“いとまり”さん。

猫目でキュートな顔立ちと、脅威のスピードでコメントを拾う頭の回転の速さが持ち味だが、常連リスナーにたまに見せるSっぷりも魅力だ。

実は彼女、SHOWROOM配信デビューは2017年の2月。その年のSHOWROOM AWARD 2017で優秀賞にノミネート。

こんなにも早くファンをつけることができたのは、一体なぜだろうか?

東大女子、ということだけで気になる存在であることは間違いない。
でもそれだけではない、SHOWROOMで築き上げた絆とはなんなのか。

今彼女が考えていること、SHOWROOMでひたすら努力を続ける理由を聞いてみた。

存在を知ってもらうきっかけとして、“東大女子”という肩書きはやっぱり使っていきたい

いとまりさんといえば、“現役東大女子”という肩書きが話題です。東大生というだけで、注目されることは多いんじゃないですか? 東大ブランドというか…。

それはあると思います。別に東大生ということを自慢したいわけじゃなくて、その肩書きがあることがきっかけで気になってくれて、SHOWROOMのルームに来てくれることはあるので、そういった意味で得したなって思うことはあります(笑)。もはや自分のアイデンティティーのひとつです。

 

東大はずっと、目指していたんですか?

いえ、まったく。勉強も大嫌いでしたし。受けようかなと思い始めたのは高校3年生の5〜6月頃からです。

 

それで受かるのがすごいですね。

勉強は中学2年生くらいまでサボっていて、それでも勉強ができる方だと妙な自信があったんです。でも受験生になっても学年で真ん中くらいの成績で。「あれ、おかしいな」って思い始めて(笑)。
それで一度、すごく勉強してみたんです。1日15時間くらい。そしたら成績がぐんぐん上がって、いざ結果が出てみると勉強が楽しいと思えてきたので、それからはちゃんと頑張るようになりました。

 

とはいえ、その後も「東大に入りたい」とは思ってなかったんですよ。東大ってガリ勉なイメージがあるじゃないですか。私は華やかな大学生活を送りたかったんで(笑)。ただ、通っていた高校はわりと進学校のほうだったので、まわりには東大を目指している子もたくさんいたんです。変なプライドだけはめちゃくちゃあったんで、 受けないのも癪だし(笑)、それで受けてみようかな、と。でも受験前に文化祭に行ってみたら意外と楽しかったんです。最終的には合格できたので、入ることにしました。

 

そもそもの地頭が違いそうです…(笑)。実際に大学入ってから学生生活はどうですか?

とにかく、「すごいな〜」と尊敬できる人達がたくさんいるんですよ。根性がめちゃくちゃあるとか、何かしら秀でている知識を持っている、とか。そういう人達と出会えたことはよかったですね。
でも、大学2年生になってからSHOWROOMの配信ばっかりしていたので全然学校に行けてなかったです。ギリギリ単位は大丈夫だったんですけど…。イベント中とかは、10日間何も予定を入れず配信だけ、という時もざらでした。

 

人一倍負けず嫌いだから人一倍頑張る。その熱量が結果に繋がった

昨年のイベント参加率が半端じゃないですよね。配信スタートから1年たたずして、SHOWROOM AWARD 2017で優秀賞にノミネートされましたが。

配信し始めて短期間でこんな賞にノミネートできたのは、同時にリスナーさんにかなり負担かけてたんだなと…。その時気づきました。リスナーさんに「またイベント参加するの?少しは休ませてくれ」と言われたこともあって。負い目すら感じています。

 

そういう風に言われることも、あるのですね。

でも、普段そんな風につんけんした感じなのに、例えばイベントに参加しようか迷って相談したりすると「何をやったとしても、応援するから」とやさしい言葉をくれたりもするんです。そういったコメントがくると、素直に嬉しいですね。

 

それは、ツンデレで嬉しいですね(笑)!いとまりさんがSHOWROOMを始めた理由はなんでしたか?

2017年度のFRESH CAMPUS CONTEST(日本一の大学1年生を決めるミスコン)に参加したんですが、その最終審査がSHOWROOMだったので、そこで初めて存在を知りました。最初はわけもわからず始めて、リスナーさんにやり方を教えてもらいながら配信してましたね。その時は、自分がここまで続けるとは思ってませんでした。

続けたいと思ったきっかけがあったのでしょうか?

何気なくイベント欄を観ていたら、セブ島に行けるイベントがあって、「あ、セブ島行けるんだ。いいな」と思って何も考えず参加したら、うっかりSHOWROOMの中でも強者ばかりが参加していたんです。それで火が付きました。「は? お前なんかが勝てるわけないだろ」て思われてたかもしれないんですけど、負けるのがイヤすぎて、めちゃくちゃ頑張ったんですよ。

配信時間は無制限だったんですが、途中から1日中配信し始めた子がいて、こっちもやらないと負けちゃうと思ってそれ以上に配信したり。途中で10分休憩するとかくらいだったので最後のほうは物理的に声も出なくなってました。

 

なんだかすごい執念を感じます。先ほどの受験の話を聞いていてもそうですけど、負けず嫌いなんですね。

かなり負けず嫌いですね。とにかく「勝ちたい」ってずっと言い続けていたら、イベント最終日近くまで3〜4位で上位とも何十万差とかあったんですけど、ギリギリで大逆転をして、1位をとりました。それはまわりもビックリしてましたね(笑)。それで一気にルームが大きくなったんです。

 

見事な大逆転! セブ島は楽しかったですか?

楽しかったです!1位は10日間滞在できて(2位は3日間)、語学留学もできました。
そのあとも個人的にセブ島に行ったくらいよかったです(笑)。

 

リスナーから褒められるほどこだわっている「高速のコメント返し」

話を戻しますが、それだけ負担にかかるほどの配信をしていても(笑)、応援してくれる人がたくさんいる理由はなんでしょうか?こだわっていることなどもあれば、教えてください。

まず気をつけていることは、配信時間を早めに伝えること、配信スタート時間を守ること、コメントを全部拾うこと。こういった当たり前のことをきちんとする、積み重ねていく、ということは心がけています。

 

いとまりさんのコメントを拾う速さは、よくルームの推薦コメントでも書かれていますよね。

特に自覚はしていないんですけど、「コメントを遅れずに全部拾うスピードは圧巻だ」と書かれていることはよくあります(笑)。頑張って拾っていると自然と早口になるじゃないですか。普段、友達には「眠そう」って言われることが多いのですが、配信中はテンション高く見られるんですね。でもそれはテンションが高いのではなく、コメントを全力で拾っているだけで(笑)。

 

なるほど(笑)。それだけ頑張れる、いとまりさんにとってのモチベーションは一体なんでしょうか?

「何もしたくない、寝ていたい」、という日はたまにあります(笑)。でも私にとってのモチベーションはイベントなので、イベント中は打ち込みすぎて「辛い」ということも感じません。

 

ライブ配信の魅力をもっと日本中に広めていきたい

大学卒業後にやりたいことはありますか? 就職という点では、東大というだけでも引く手あまたな印象を受けますが…。

「○○になりたい」ということより“好き”を仕事にしていきたいと思っています。私は“モテクリエイター”として活動している、ゆうこすさんが大好きで、とても尊敬している方の1人なんですが、彼女は本当に「好きを仕事にする」を体現してる方。自分のSNSで発信して夢を実現していくのがすごいなと思うし、憧れます。

今やりたいと思っていることは、SHOWROOMがきっかけでライブ配信の魅力がわかったので、ライブ配信や動画制作に関わる仕事がしたいんです。もっと世の中に広めていきたい。

 

裏方の仕事にまわってみたいと?

裏方のお仕事も好きだし、自分が配信して有名になって広めていく、でもいいんです。どちらにせよ、“ライブストリーミング”というものが日本人にもっと浸透して、 盛り上がっていってほしいんです。SHOWROOMでぜひ拾ってください(笑)。ライブ配信って、大学の友達でやっている人もいないし、日本ではまだまだ一般的になってないような気がします。特に日本人はシャイだから、なかなか始めにくいですよね。

 

観ることはあっても、自分が配信者側にまわる人は、まだまだ少ないのかもしれないですね。

そうなんです。一般の人がもっと生配信していくといいなって。リアルタイムにコメントがかえってきたり、そこで物が買えたりとかって新しいし、革命的なことだなって思っていて。

なので今、SHOWROOM以外の動画配信をやってみたりして、何が違うのかとか、色々と研究しています(笑)。あとはSHOWROOM社長の前田裕二さんの講演会に行ってみたりとか、ビジネス系のセミナーにも行ってみたり…。

 

完全に制作サイドの勉強も始めてるわけですね。SHOWROOMを始める前は、別の夢や目標はあったんですか?

高校生くらいの時は、国際ジャーナリストになりたい、と思っていたことはありましたね。

 

10代の頃からしっかりしてる…。なぜ、その時はなりたいと思ったんですか?

現代の報道のあり方に違和感があるというか…。例えば、どこかの国で紛争が起きたとしますよね。その紛争について報道はするけれど、テレビでは一部分しか映し出されない。現地で暮らす人々がどのような考えを持っているのか、深く報道されることってあんまりないなって。人間って、正しい知識がないと、正しい行動もできないと思うんです。そういった本質をしっかりと伝える立場になってみたいと思っていたんです。

 

SHOWROOMは自分の生き方や考え方を変えてくれた「原点」

大学生活に関しては、普通にサークルに入って、アルバイトをして、そのうえで就職して…という、いわゆる“一般的なレール”に乗った人生を歩んでいくと思い描いていたのですが、SHOWROOMに出会って人生も考え方も変わりました。といってもまだたいして生きてないですけど(笑)。

 

具体的にいうと、どんなことですか?

ライブ配信の世界を見られたことが一番ですが、SHOWROOMがきっかけでモデルなどの芸能活動をさせてもらったり、大学生活の中だけでは出会えない人と会うことができたり…。「こういう生き方があるんだ」と気づかせてもらえました。私にとってのまさに“原点”です。

 

いとまりさんが思う、SHOWROOMの魅力ってなんでしょうか。

SHOWROOMって夢を実現してくれるプラットフォームだから、配信者もリスナーも熱量の高さがすごい。そこが魅力だし、他のどこのプラットフォームにも負けないんじゃないかと思っています。

 

ありがとうございます。では最後に、応援してくれるファンのみなさんにメッセージをお願いします!

はい。SHOWROOMを始めるまで、自分が芸能などのエンターテインメント界にここまで関わるなんて想像もしていませんでした。自分だけでは、ここまでいろんな経験はできなかったと思います。リスナーのみなさんがいたからこそだし、一緒に築き上げてきた仲間です。先ほどもお話しましたけど、本当に今の私の原点です。今後とも、よろしくお願いします!

 

 

〈編集から〉

「ライブ配信がもっと世の中に広がって、誰もが当たり前のように活用していく時代になってほしい。それだけSHOWROOMを始めてから世界が広がった」と語っていた“いとまり”さん。

配信を始めたことで、触れるはずもなかった経験や人達が彼女を変えたのだろう。

そして、とにかく配信やイベントに対するひたむきな姿勢はあっぱれ。やっぱりそれだけ努力家だからこそ東大も受かるんだな…と納得だ(笑)。

 

いとまりさんがもっとわかる!一問一答

Q.長所は?
決めたことに努力できるところ。
それは人に負けない自信があります。

 

Q.短所は?
人の話をあまり聞かない。
自分の信念を貫きすぎてしまうんです。でも、昔よりはだいぶ聞くようにはなったかな…。

 

Q.マイブームは?
食べログチェック。
自分がいるエリアでのランキングを見たり、常にチェックするほど食べログ信者で、プレミアム会員です。何度も行っているお店は点数まで覚えています。

 

Q.座右の銘は?
二兎も三兎も追って全部得る。
自分で作った造語です。やりたいことは全部挑戦してやり遂げるバイタリティは持っていたい。でもやりすぎてキャパオーバーしたことがあるので最近は選ぶことも大事だな、とも思っています。

 

Q.どうしても直らない癖は?
枝毛をさくところ。
勉強中とか、ついペンを持ってない方の手で髪の毛をいじってしまうので、そこだけチリチリ。

 

Q.好きな食べ物は?
肉と米。

 

Q.では嫌いな食べ物は?
梅干しとセロリ。
セロリは頑張れば食べられるけど、梅干しは口にも入れたくないレベル。

 

Q.自分のチャームポイントは?
丸顔。
自分としてはコンプレックスなんですけど、結構褒めてもらえることも多いので。

 

〈撮影=杉江拓哉(TRON)/取材・文=広瀬蒼乃〉

伊藤真莉 Mari Ito

伊藤真莉 Mari Ito

通称“いとまり”。現役の東大3年生。20歳。日本一の大学1年生を決めるミスコンテスト、FRESH CAMPUS CONTEST2016-2017にて審査員特別賞を受賞。SHOWROOMは2017年2月2日に配信を開始。それ以降、数々のガチイベントで1位を獲得している。その他モデルやテレビ番組出演など、多方面で活躍。

広瀬蒼乃

広瀬蒼乃

出版社でファッション誌や旅系の雑誌編集を経て、フリーランスに。可愛い子探しと、不摂生な生活を送りながらも健康ネタ集めと実践することが好き。昨年より念願の鎌倉暮らしを実現。

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