
毎日SHOWROOM配信をしながら、毎月の企画ライブや毎年ホールワンマンライブを開催し、活躍中のシンガーソングライター。アーティストとして挑戦を続ける、Annaの空さんの胸中に迫ったインタビューをお届けします。
※こちらに記事は2022年6月頃取材させていただいた内容となります。
抱き締めてくれる避難所のような、皆さんにとって私の音楽がそういう場所でありたい
沢山の応援のお陰で賞を頂けたことで、私に興味を持って頂けたり、歌を聞いて頂ける機会やライブに足を運んでくださる方が増えました。それこそ前田社長、SHOWROOMのスタッフさんとお話ししたり、色々と関わらせて頂くことも。
自分の夢を実現する為に頑張っていますが、「その姿勢に励まされたよ」と言って下さる声も沢山届いて驚いています。自分だけの夢だったのが、これを叶えていければ色んな方の夢にも繋がるのかなっていう実感が今はあります。
「Sanctuary」は避難所という意味で、タイトルを決めて曲を書いていったんです。私自身も、生活していて思い悩むこと、苦しいことがあったり、絶望的な気持ちになる時もあるけど、そこでもう1回前を向けることで、一筋の光が感じられたり、自分をちょっと抱き締めてくれる場所があったりしたら、もう1回頑張ってみようかなって。
皆さんにとってそういう自分を抱き締めてくれる避難所のような場所に、私の音楽がなれたらいいなって思いを込めて書いた曲です。
自分の中で一番絶望的だったのは、声が全く出なくなってしまったことです。すぐに治れば良かったのですが、完治に時間がかかり、歌っても思うように声がコントロールできなくなると、歌うこと・声を出すこと・息をすることが怖くなりました。歌だけでやってきた自分にとってその出来事は自分の存在価値が全くなくなってしまったようでドン底でした。でもリハビリを重ねそんな自分と向き合い続けながら試行錯誤してステージに立ち続ける日々に、こんな自分でも、こんな自分だからこそ出来ることがあるんじゃないかなと思って、歌い続けてきました。自分には歌しかないので、これからもどんな自分とも向き合いながらずっとステージに立ち、歌で誰かを救いたいという「幻想」に挑戦し続けていきたいです。
どんなときも、ステージは最善を尽くすことを大事にしてます。任命式で歌わせていただく機会を頂いて、物凄くありがたかったです。最初に活動を始めた時は、自分の歌声に耳を傾けてくれる人は一人もいなかったので。
誰かに「あなたの歌は良いから絶対歌手になったほうがいいよ」とか言われたわけじゃないし。シンガーソングライターの活動をする前は、大好きな歌を歌える場所があれば飛び込んでいって、自分の歌を聞くぞって人がいないところで、人の背中に向かって歌ってました。そういうことがあったから、まず耳を傾けてくれる人がいる環境がすごくありがたかった。
全力を尽くして、“今の精一杯”で歌って想いを届けるっていうことですね。
Annaの空さん、シンガーソングライターとしてのファンへの想い
SHOWROOMは本当にお客様ゼロから始めたんです。事務所に所属したことがないので、フリーで活動して、これからシンガーソングライターやっていくぞって。最初にライブハウスで歌ってみたけど、それだとライブハウスに来て下さるお客様にしか届かない。より多くの方に 届ける為にはどうしたら良いんだろうって。
悩んでいたときにSHOWROOMに出会って、配信を始めました。そこで歌うだけじゃなくて、体を張って沢山の挑戦をしてきたんです。そういう中で、本当に一人二人って歌を聞いて下さ る方が増えてくれるんですよね。一気にじゃない。今は3000名程度、見て下さるんですけど、100人も満たない中でずっとやってて、一歩一歩進んできました。もう7年目なので、日々の継続というイメージです。
一番やっぱり、ファンの方に支えてもらっています。ファンの方が居なかったらライブもできないし、どんなに良い作品を作っても受け取ってもらえない。自分の活動は私の歌だけじゃなくて、ファンの方と共にあります。 Annaの空というシンガーソングライターの人生に皆様が関わって下さって、活動し続けることができています。
楽曲制作は、“出し惜しみなく出すから、新しいものが生まれる”
今は、レコーディングをしてます。前に作っていた曲がアルバムに入ることもあるし、できたてホヤホヤの曲をアルバムに入れることもあります。レコーディングも時間をかけてやることもあれば、一発で良かったねっていう感じで完成するときも。
全部に共通するのは、“一番旬の状態”を意識して制作しています。
毎回、自分と向き合う作業なので苦しい作業なんですよね。人に話せる簡単な気持ちを曲にしているんじゃなくて、逆に言えない人には隠したい部分、人間の傷みたいなところを掘り起こして歌詞にしていく。私の場合は、想像とリアルから曲を作っていくので、そういう部分で苦しい作業ではあるかな。
『Sanctuary』もそうですが、「その曲で生きるのが楽になりました」と言ってもらえる と、最高に嬉しいです!きっとみんなが思っている気持ちを代弁するというか。言えない気 持ちをAnnaの空が歌詞にして歌ってくれるから、「ちょっとすっきりした」「同じ気持ち の人がいたんだ」と一人じゃなかったって思ってもらえたりすると嬉しいですね。
作りたいんですけどね。みんなにも、そういうの作ったほうが良いよって言われます。だけど、良い曲が出来ると一瞬安心するけど、また次のことを考えちゃうんで(笑)。 自分の中では、“出し惜しみなく出すから新しいものが生まれる”っていう気がして。
全部出しちゃって、そこからまた新しい自分が始まれるみたいな。
自分の成長していく姿をファンの方と共有しながら、私自身も成長を楽しみたい
私は自分の曲に自信を持ってるから、曲づくりをもっと深めていきたい、絶対に良い曲を書きたいと思ってやってきました。だけどライブに関しては、たくさんのものを用意しておきたいと思っていて。例えば、ライブを見に来てくれたみんなに、この部分を受け取ってって限定するんじゃなくて、歌声、歌詞、楽曲、見た目、どこでも良いんですよ。
どこかみんながそれぞれ好きなところを持っていってもらえるように沢山準備しておく。
特に、去年も衣装をいっぱい変えたらすごい喜んでもらえました。演出もそうで、いろんなものを準備しておいて、そのために時間をかけてるんです。
沢山用意しておいて、それぞれ好きなのを持って帰ってもらう。「お土産っていっぱいあったほうが嬉しいでしょ?」と思ってるので。
好きなところ、良いとこ取りして持って帰ってねっていう感じで用意しています。
SHOWROOMをやっていて、「頑張る」というワードをよく聞くし、自分も「頑張ります」と言 ってる。だけど、頑張るってなんだろう?と考えたときに、“成長する”ことだと思いまし た。自分の成長していく姿をファンの方と共有しながら、私自身も成長を楽しみたいし、ファンの方にも楽しんでもらいたい。成長していく姿を見て楽しんでもらえるような アーティストでいたい。だからこそ、もっと挑戦していきたいなって思ってます。
ライブでは、大きな会場にみんなを連れていきたいっていうのがひとつの夢です。 例えば、SHOWROOMでしか見てなかった方が、私のワンマンライブを知って、PLEASURE PLEAS UREに来てくれたり。
バスライブなど、面白い場所でライブをやらせて頂いたこともあるんですけど、私と出会わなかったら行かなかったかもしれない場所や見れなかった景色に、歌で皆さんを連れて行きたい。一緒に色んなところに行きたいな、と思います。
Annaの空さんがもっとわかる!一問一答!
Q.座右の銘は?
逆境に挫けるな。一番、絶望的な状態になったときに、「ちょうど成長できるときなのかな」と前向きに言い聞かせます。
Q.好きな映画、音楽、漫画…etc 何でも教えて!
憧れてる歌い手のダイアナ・ロスさんが、20年ぶりに新しいアルバムを出したり、ずっと女 王として歌い続けてる。生まれたときから差別がある中で、世間と戦いながらずっとステージに立ち続けてきて、みんなの勇気や希望になっていて素敵だなって思えるアーティストです。
Q.周りからどんな人って言われる?
笑いの沸点が、すごい低いって言われるんです(笑)。めっちゃ笑ってるみたいな。 笑い声につられるってよく言われます。
Q.モーニングルーティンを簡単に!
朝は7時くらいに起きて、インプットする時間を作って、9時からいろいろ始まる感じです。 動画でライブや衣装を見たり。朝の時間に、新しい情報を入れてます。
Q.ナイトルーティンを簡単に!
時間が勿体ないと思って、寝る前もギリギリまで寝たくないんですよ。眠くなる直前までなにかしら作業してます。夜は歌詞が浮かびやすかったりするので、歌詞を書いてたり。
編集より
めざすべき理想の姿を想像しながら、今を一歩一歩刻みながら、歌に反映されているのがとても伝わりました。更に大きな夢に向かって歌い続ける姿を楽しみにしています。
【Information】
ライブ情報
・9/27 新曲書き下ろしライブ
・10/16 後日情報解禁
・12/25 クリスマスライブ
<Youtube>
https://youtube.com/channel/UCKo-lFNRIdIHxInLEjfsd-Q
〈撮影=深水周二郎 / 取材・文=池田鉄平〉
Annaの空
東京都出身。フリーで活動中。シンガーソングライター。
ピアノ弾き語りやアコースティック編成、バンド編成にて毎月の企画ライブや、渋谷プレジャープレジャーにて毎年ワンマンライブを開催し、ステージに立ち続けている。 SHOWROOMアワード2021トップランカー最優秀ゴールドスター賞受賞。
初代〜現在SHOWROOM公式アンバサダー最優秀賞。
池田鉄平
Jリーグ、国内・外資系のスポーツメーカー勤務を経て、メディア活動に転向。
各ジャンルのトップランカーを取材を行い、様々な媒体で執筆をしている。
音楽一家で育ち、過去にアーティストとしてインディーズデビューも経験
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