INTERVIEW沖縄出身、『ミスショート2023』グランプリ受賞者かなおさんの演技への挑戦と情熱。

『ミスショート2023』でグランプリを獲得した沖縄出身のかなおさん。彼女は役者としての夢を追い求めながら、地域のサークルでも歌やダンスを披露しています。今回、かなおさんが『ミスショート』での経験を通じて感じた成長や今後のビジョンについて語ってくれました。

SHOWROOMで発信する沖縄の魅力

主に沖縄に関することや、歌やおしゃべりを中心にしています。リスナーさんとの会話を楽しむ時間が多く、コメントを拾いながら、私自身の話につなげて盛り上げています。沖縄に関する情報を求めるリスナーさんも多く、写真を見せながら地元の情報を共有しています。

食べ物や文化、特に沖縄県のお盆の時期に関する情報に関心がありますね。最近はお盆の時期で忙しかったことを話すと、リスナーさんからはどんな感じなのかと質問が来ることが多いです。ローカルな情報であっても、リスナーさんは興味を持ってくれます。

私の友人や家族と話すと方言が出ることもありますが、お父さんが県外で働いていたので、あまり方言を教えられませんでした。私的には嬉しい言葉です。方言があると演技する時に難しいかもしれないという話を聞いたので、意識しています。

熱意とつながりが生んだ栄光。かなおさんの『ミスショート2023』挑戦記

私の考えでは、人とのつながりが大きかったと思います。配信審査では私のルームは大きくはなかったのですが、最後の決勝も５位でギリギリでしたが投票審査で多くのリスナーさんや友人、家族からのサポートがあったおかげで勝ち進むことができました。主にリスナーさんや友人への呼びかけを積極的に行いました。特にSHOWROOMのリスナーさんに対しては、毎日の投票をお願いするなど、声掛けを続けていました。

実際に多くの人たちが私の活動を拡散してくれました。特にSNSのリツイートやインスタの引用などで、多くの人に支援を呼びかけてくれたことが大きかった。沖縄出身の友人からのサポートもありましたが、沖縄を好きな県外の方やリスナーさんからのサポートも多かったです。

以前、卒業論文のアンケートを取る際にも、高校時代の部活やサークルのメンバーに声をかけた経験があります。最初は恐怖感もありましたが、後悔するよりも、やることをやってみることが大切だと学びました。今回も多くのサポートを受けて、感謝の気持ちでいっぱいです。

ショートカットが切り拓いた真の役者への道

私は以前からショートカットでした。しかし、2年ほど前に一度だけ髪を伸ばしてみました。それから、前髪を作るようになり、そのスタイルが友人や知人から好評だったので、今も続けています。ショートカットにする際、参考にした方は具体的な名前はわからないのですが、美容師さんに見せたカットモデルの画像がありました。その方の顔の雰囲気やスタイルが気に入って、一時期は待ち受けにしたりと意識していたんです。

初めての経験でしたが、楽しく挑戦できました。ただ、モデルの方々とは違う部分も多く感じましたので、さらに練習が必要だと感じています。撮影に関して、SHOWROOMの配信とは違い、加工で隠すことができない部分もありますね。その点は今日も感じています(笑)。モデルの方々は本当にすごいと改めて感じました。

役者を目指しており、この配信コンテストを経て、公に役者としての活動を強化しています。沖縄出身という特性を活かし、舞台などでの活動や、それをSHOWROOMで報告する形での配信も考えています。SHOWROOMでは、役者としての活動や沖縄のエンタメ情報などを発信していきたいと思っています。

人の心を動かせると感じる点が魅力です。ドラマなどで感動を受けた経験から、私も人々に感動を与えられたらと考えています。それが、子供の頃からの夢でした。

リアクションが素直で、要求されたことに対して自然に体を動かせる点を強みと感じています。特に、体が素直に動くことは、演技において有利だと思います。

逆に声の抑揚や伝える力をもっと伸ばしたいと感じています。声優さんじゃないですけど情熱や感情を声だけで伝える能力はまだ不足していると感じているので、それを磨きたいと思っています。

5年以内に県外でも認知度があるくらいになりたい！

はい。最近はSHOWROOMで披露していませんが、優里さんの『ドライフラワー』を弾き語りすることをきっかけに始めました。実際に触り始めたのは2、3年前ですが、最近は気が向いたら弾くようにしています。

オーディションの機会などを考えると、東京の方が有利ですが、まずは沖縄で基盤を築くつもりです。特に、地元のCMに出ることは目標の一つです。まだ具体的な短期の目標は持っていませんが、抽象的には5年以内に県外でも認知度があるくらいになりたいです。

自分らしさを保持することが私のモットーです。以前、仕事で自分を犠牲にしてしまった経験があるため、『ミスショート2023』をはじめとした活動でも、達成感を得る瞬間には自分らしさを強く感じます。その姿を見て、私が生き生きしていると感じる人も多いです。

そうかもしれませんね(笑)。

かなおさんがもっと分かる！一問一答！

Q.モーニングルーティンを簡単に教えて！
最近、毎日のようにSHOWROOM配信を行っています。夜に時間が取れないときもあるため、朝に配信を開始し、ファンと一緒に起床することが多いです。また、眠気を覚ますためにコーヒーを淹れて、職場に持って行くことも。実際の生活の中で、猫の部屋の掃除をしたり、猫の食事の用意をすることもあります。

Q.ナイトルーティンを簡単に教えて！
夜はお風呂に入った後、配信をすることが多いです。寝付けないときは、漫画アプリで読むことも。

Q.好きな作品は。映画でも音楽でも漫画でも。
私が近年、最も感銘を受けた作品は、official髭男dismの「異端なスター」です。この曲の歌詞には、自分と重なったり、頑張っている他者を羨む気持ちや、自分自身を励ますフレーズが含まれていて、非常に共感しました。

Q..今、行きたい国について
私はドイツに行きたいです。特にビールやソーセージを現地で味わいたいと思っています。食べ物が大好きなんです！

Q.今日の私服のテーマやコンセプトは？
私は沖縄出身なので、涼しげなスタイルを好むんです。明確に沖縄のイメージで売り出しているわけではないのですが、多くのリスナーさんからはその部分が魅力として伝わるようで、今回は明るい白を基調とした服装にしました。

Q.ファンへ、一言！
時折、朝寝坊したりとハラハラさせることもあるかと思いますが、私の成長をずっと見守ってくれているファンの皆様には心から感謝しています。

編集より
故郷・沖縄への深い愛情と誇りを胸に、様々な可能性への挑戦には心から感銘を受けました。『ミスショート2023』で得た自信を糧に、夢への一途な道への追求を続けてください。

〈撮影＝長田慶 / 取材・文＝池田鉄平〉